知っているだけで変わる!勉強を継続するための方法
Mar 17, 2022
「勉強が続かない」
このような悩みを抱えている高校生・受験生は少なくないと思います。
大学受験は短期間の勉強だけでは対応できないので、いかに日頃から継続して勉強できるかということが非常に大切になってきます。
しかし
・頭ではやらなきゃいけないとわかっているのに、やる気になれない
・成績が上がっていることを実感できず、だんだんとやる気がなくなる
・部活などで忙しくなると勉強へのモチベーションが下がってしまう
など、きちんと継続できていない人がとても多いようです。
そこで今日は、勉強を継続するための方法について詳しく解説していこうと思います。
継続するために大切な「習慣化」
勉強を継続して行うということは、「習慣化」するということです。
そもそも「習慣」というのは、日常生活の中で一連の流れのように行う行為のことを指し、ご飯の前に「いただきます」というなど特に意識しなくても自然に行っていることです。
食後や夜寝る前に歯磨きをするのも別に努力してやっているわけではなく、頭と体が自然に動いてやっていることだと思います。
勉強についても同じことがいえて、「やらなくてはいけない」と思うことは裏を返せば、やらされているということにもなり、長く継続するという意味では適切ではありません。
そのため、勉強をいかに自然にストレスなく行うか、つまり習慣化することが非常に大きな意味を持つのです。
勉強を継続するメリット
まず習慣化する方法を紹介する前に、継続するメリットを3つ解説します。
メリット1:継続することが学力向上という結果を引き出すから
これは当たり前のことで、継続することで単純に勉強時間が増えます。
時間が増えることで0を1にする、1を2にすることが容易になり勉強への理解度が上がります。
「努力は報われない」という言葉がありますが、勉強にはほぼ当てはまりません。
なぜなら、勉強には明確な答えがあるからです。
努力を継続し、明確な答えを導き出せるようになれば、テストの点数も上がります。試験にも合格しやすくなります。
仕事やスポーツの場合は、正解が1つではありませんので、残念ながら努力が報われないこともあります。
勉強のように、答えが1通りしかない場合は、努力が結果に結びつきやすいため、継続が大切と言えるのです。
メリット2:継続力が身に付くから
勉強を継続する力を身に付けることができれば、「継続力」という人生における最大の武器を手に入れることができます。
勉強に限らず、「成功」を掴み取るためには、努力を継続する必要があるのですが、努力を継続するスキルを養ってこなかった場合は、挫折しやすいです。
勉強で継続力を養うことができれば、社会に出てからもそのスキルを役立てられるようになり、「成功」や「成果」を掴み取りやすくなるのです。
メリット3:毎日が充実し自信につながる
勉強に限らず、部活や体育祭・文化祭等のイベントが一段落したとき、大きな充実感・達成感を感じることが、今までのあなたにもあったと思います。
その日の目標を達成したあの気分は何事にも変えられない素晴らしさがあります。
これと同じで、小さい充実感・達成感であってもそれを毎日積み重ねることで自信につながります。
この自信は将来、目の前に立ちはだかる困難を乗り越える大きな原動力となるはずです。
勉強を継続するための方法10選
ここからは具体的に勉強を継続するための方法について解説します。
方法1:小さく始める
人間は大きな目標を持つとモチベーションが上がる一方で、先の見えないゴールにはなかなか突き進めない傾向があります。
そのため継続が苦手な人は、毎日5分でもいいので勉強を続けてみてください。毎日5分の勉強慣れてきたら、1日10分、1日15分、というように、少しずつ時間を増やしていくようにしましょう。
方法2:前日に勉強内容を考える
ざっくりとした受験までの長期計画・学期ごとの中期計画をもとに、前日の夜などに翌日の勉強スケジュールをリスト化して見える所においておきましょう。これにより、効率的かつ確実に勉強を実践できるはずです。
紙に書くのも良いでしょう。アプリ利用して記録するのも便利です。
方法3:適度に休む
富士山の山頂を目指す際に休憩なしで登れる人はそう多くありません。
勉強も同じで適度に休むことでエネルギーを満たし効率化を図れます。エネルギーが完全に枯渇する前に休みを取り入れることが重要で、完全にゼロになれば回復するまでにも時間がかかります。
そのため、上手に休憩を取り入れましょう。
方法4:場所と時間を固定する
できるだけ勉強をする場所や時間を固定すると、効率的に確実に勉強を実践できます。
曜日によって生活リズムが異なる人は、曜日ごとに場所と時間を固定すると良いと思います。
もちろん場合によってはカフェや図書館などを利用することがあると思うので、そこは臨機応変に対応して欲しいのですが、これは継続ができている上級者向きの方法だと考える方がよいでしょう。
方法5:内容にこだわりすぎない
前提として勉強を行う際は、何をやってどれだけ進歩したかなど、内容が大切になりますが、まだ継続できないという人はまずは内容よりも継続することを意識する方が効果的といえるでしょう。
そのため、内容だけにこだわりすぎるのではなく昨日もできた、今日もできたなど休むことなく続けられたその実績に対してまずは自分を褒めてあげましょう。
継続が無理なくできるようになれば内容にも重要度を置いて行なっていきましょう。
方法6:睡眠の質を確保する
人間というのは寝ている時に記憶が整理され勉強した内容も頭に残ります。
意外と多いのが勉強するために睡眠を犠牲にするというものですが、間違っても夜通しで勉強するのは避けましょう。
睡眠の重要性については後述します。
方法7:環境作り
特に最初の頃はどんなに「継続するぞ」と意気込んでいても、なかなかうまくはいかないものです。
そこで簡単でかつ効果が高いのが、継続できる環境を整えること。
例えば、先に紹介した毎日同じ場所と時間で行うのもそうですし、机を片付けて勉強しやすい状態を作っておくのも1つのやり方です。
家で勉強する際は部屋着やパジャマでやりがちですが、脳と体を勉強モードにするために私服に着替えるのも効果的でしょう。
そして、何よりもスマホ・タブレット等を見えない位置に置くようにしましょう。
視界に入ると、どうしても意識がそちらに向き、集中の妨げになります。
勉強を効率よく継続するためには、勉強の妨げになるものを全て排除し、集中できる環境を作り上げることが大切になってくるのです。
方法8:記録をつける
どこまで継続できているか、昨日は何を勉強したかなどあなたの勉強の記録をつけることもおすすめのやり方です。
頭で把握していても意外と忘れているもので、記録として可視化することでモチベーションにもつながります。
このときも、紙に書く、アプリに記録するなどしておくと、あとから振り返ることができて便利です。
方法9:やる気で動かない
もちろん勉強を継続する上ではやる気も大切な要素ではありますが、これだけに振り回されないことも時に重要。
やる気、つまり心というのはちょっとした生活・環境の変化のも影響されやすいものなので気持ちよりは習慣化・システム化する方が長く続けられます。
方法10:運動習慣を身につける
「勉強と運動に何の関係がある?」と思うかもしれませんが、運動習慣がある人はない人に比べて記憶力や集中力などが高いというのがいろんな研究でわかっています。
日頃から運動部の活動をやっている人ならまだしも、文化系の部活に所属する人や帰宅部の人は積極的に体を動かすようにしましょう。
勉強の継続に悪影響な習慣3つ
ここからは勉強の継続のためにやってはいけない習慣について4つご紹介します。
悪習慣1:睡眠を軽視する
前途した通り、勉強の継続にとって睡眠は非常に重要です。
睡眠には、眠りの浅い「レム睡眠」と眠りの深い「ノンレム睡眠」があり、寝ている間はこれらが交互に繰り返されています。
日中に勉強した内容を整理し記憶として定着されるのはレム睡眠であり、一晩に大体4〜5回あらわれます。
つまり、睡眠時間が短かったり、質が悪かったりするとこのレム睡眠の回数が減り、せっかく学習した内容が脳に残りにくくなり勉強効果が薄れてしまうということなのです。
理想的な睡眠時間というのは個人差がありますが、大体7〜8時間程度で朝起きた際に気持ちよく起床できたら質の高い睡眠を取れた証拠であります。
日頃から睡眠時間を確保できるように、行動しましょう。
悪習慣2:目標を高く設定する
先の「小さな目標」にも関連することで、大きな目標を掲げるとやる気が出て気持ちがいいかもしれません。
しかし、大きな目標はゴールまでの道のりが遠く、それを達成するには日頃の継続性が大切になります。
普段から続けることをできない人が、継続しないと達成できない高い目標を設定するとどうなるかイメージできると思います。
短期の目標・日々のノルマは高く設定しないように心がけましょう。
悪習慣3:完璧を求める
物事を零か百で見るという人は案外たくさんいて、このような人は「できたか、できなかったか」だけで判断する傾向にあり、その結果1つのことを長く続けることができません。
たとえば、勉強を開始してもやる気が持続せず、1週間も継続できないかもしれません。
ところが、ここでやめてしまうのか、1週間も継続したのは進歩だと捉えるのかによってその後の行方が大きく変わります。
完璧を求めるのではなく、少しの進歩や成果に対して自分を褒めてあげることで、それが積み重なり長い継続につながるでしょう。
「勉強を継続するための方法」のまとめ
今日は、勉強を継続するための方法について解説しました。
学力を上げるのも、定期試験で良い点数を取るのも、大学受験で合格するのも、何事も「継続」する先に見えてくる光明であり、それを身につけることが今のあなたには必須です。
今日の内容を参考に毎日意識して勉強に取り組んでいきましょう。
自分自身で行うと時に壁にぶち当たることもあるかもしれませんが、そんな時は一呼吸ついて休憩して再度前へ進んでいくことが大切です。
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