セルフコントロールって一体何？重要性やコツを徹底解説！

学習の効率を高め、継続的に勉強するためには、セルフコントロール力を身に付けることが大切です。

セルフコントロール力というのは、学生の時だけではなく、大人になってからも重要なスキルになってきますので、早い段階で身に付けておかなければなりません。

とはいえ、

「セルフコントロールって一体何？」

と思う人もいるでしょう。

そこでこの記事では、セルフコントロールとは一体どのようなものか、学力向上においてセルフコントロール力がどのような影響を及ぼすか、どうすればセルフコントロール力を高められるのか、ということについて詳しく解説していきます。

セルフコントロールとは？

簡単に言ってしまえば、セルフコントロールとは自分をコントロールして動かす力のことです。

例えば、勉強をやらなくてはいけないと思った時、すぐ机に向かって勉強を始めることができる力のことを指します。

 この記事を読んでいる人の中で、

・食事や休憩の後すぐに勉強を再開できる

・自分が決めた学習計画をいつもしっかりやり遂げられる

・隙間時間を利用して勉強を行える 

という人はどれくらいいるでしょうか。 

「もう少し休んでからでいいかな」

「今日は疲れてるから明日やろう」

「たった10分ではあまり進まないから勉強するのはやめておこう」

などと考えてしまうことが多い人は、セルフコントロール力が低いと言えるかもしれません。

セルフコントロール力を高めるメリットは？

では次に、勉強においてセルフコントロール力を高めるメリットについて詳しく解説していきます。

感情に左右されずに勉強が行えるようになる

セルフコントロール力を向上させることによって、感情に左右されずに勉強を行えるようになります。

継続的に勉強をするというのは決して簡単なことではなく、時には面倒くさいと感じてしまったり、やる気が出なくなってしまったりすることもあるでしょう。

セルフコントロール力を向上させることによって、

・面倒くさい

・後回しにしよう

という自分の中の弱さに打ち勝ち、スムーズに勉強を行えるようになるのです。

切り替えがうまくなる

セルフコントロール力を高めることによって、切り替えがうまくなります。

休憩時間に、

・スマホ

・漫画

・テレビ

などを楽しんでいる人もいるでしょう。

これ自体は悪いことではないのですが、楽しいことや楽なことをしてしまうと、勉強を再スタートするのが難しくなりますよね。

しかし、セルフコントロール力を向上することによって、パッとスイッチを切り替えられるようになりますので、すぐに勉強を再開できるようになるのです。

無駄な時間が減る

無駄な時間が減るというのも、セルフコントロール向上のメリットです。

セルフコントロールを意識していないと、

「5分だけ休憩しよう」

「ちょっとだけゲームをしよう」

という状態になり、自分の中に潜む弱さに負けてしまいます。

しかし、セルフコントロールを意識できるようになると、このような無駄な時間を徹底的に省けるようになるので、効率よく勉強を行えるようになるのです。

目標達成に繋がる

セルフコントロール力を向上させることによって、目標を達成しやすくなります。

例えば、

・今日は〇ページ勉強する

・今日は○時間勉強をする

という目標を立てた時、セルフコントロール力が低いと、だらけてしまって目標を達成できずに終わってしまいます。

しかし、セルフコントロールを意識することによって、集中力が高まり、無駄な時間を徹底的に省けるようになりますので、自分が決めた目標を達成しやすくなるのです。

そうすれば、自信や達成感にも繋がりますので、楽しみながらコツコツ勉強を行えるようになります。

将来に必ず生きる

冒頭でも解説したように、セルフコントロールは社会に出てからも必要になるスキルです。

仕事で何かを成し遂げようとした時、少し手間のかかる仕事を行う時、高いセルフコントロール力が身についていれば、コツコツと目標達成に向けて努力できるようになります。

このセルフコントロールというのは、繰り返すことによって少しずつ養われていきますので、今のうちから意識しておくようにしましょう。

簡単に習慣化できるようになる

セルフコントロールを意識することによって、苦手なことや大変なこと、面倒くさいことでも簡単に習慣化できるようになります。

というのも、「習慣化」と「セルフコントロール」には密接な関係があります。

勉強の習慣化が行えていないうちは、強い意思を持って継続的に勉強する必要があるのですが、セルフコントロールの能力が低いと、コツコツ継続することができなくなってしまうのです。

この記事を見ている人の中には、

「勉強を習慣化したい」

「勉強を日々のルーティーンに組み込みたい」

と考えている人もいるでしょう。

これらの目標や課題を達成するためには、セルフコントロール力を身に付けることが大切です。

明日からと言わず、今日から意識して勉強に取り組んでみてください。

セルフコントロール力を高めるためのコツは？

では次に、セルフコントロール力を高めるためのコツについて、詳しく解説していきます。

セルフコントロール力というのは、小さなコントロールの達成を繰り返すことによって、少しずつ養われていきます。そのため、次のことを意識して取り組むようにしましょう。

明確な目標を立てる

セルフコントロール力を高めるためには、明確な目標を立てることが大切です。

目標が明確になっていないと、ゴールが見えない状態になりますので、上手にセルフコントロールを行うことができなくなってしまうのです。

自分の弱い心に打ち勝つためにも、週単位または日単位で明確な目標を設定しておくようにしましょう。

漫画やスマホは近くに置かない

セルフコントロールが身についていない時は、漫画やスマホなど、誘惑になり得るものを近くに置かないようにしましょう。

これらが自分の目に入る所に置いてあると、

「ちょっとだけ休憩しよう」

という状態になってしまい、誘惑に打ち勝つことができなくなってしまうのです。

完璧主義をやめる

完璧主義の人は、セルフコントロール力を高めにくいです。

なぜなら、ちょっとしたミスで自分を責めてしまい、ネガティブな状態になってしまうからです。

セルフコントロール力を高めたいと考えているのであれば、

「失敗したらそれを次に活かそう」

「まずはできるところまでやってみよう」

という考えを持つことが大切です。

そうすることにより、無駄な悩みや不安を抱えることなく勉強に取り組めるようになります。

考えるよりも先に行動する

ヒトは精神的負荷がかかることをする前、

「身体が疲れているから、仕方がない」

「今日は〇〇(イベント・用事)があるから、明日から頑張ろう」

など、あれこれ逃げること・怠けることを正当化する言い訳を考えてしまいます。

そうならないためにも今日やると決めたことをその時間になったら、あれこれ考える前に始めると良いでしょう。

感情を無にしてとにかく勉強を始めると、案外そのあとは流れるように勉強を進めることができたりするものです。

過去の失敗に囚われない

勉強に取り組んでいる学生の中には、ネガティブな気持ちを持ってしまっている方もいるでしょう。

最も危険なのが、過去の失敗に囚われてしまっているケースです。

「前回もうまくいかなかった」

「前も同じ勉強をしたけど、点数が取れなかった」

このような過去の失敗に囚われていると、セルフコントロールが行えなくなります。

過去については変えることができず、いくら考えても意味がありませんので、今できることに焦点を当て、コツコツ努力を積み上げるようにしましょう。

ネガティブな気持ちは紙に書き出す

先ほども解説したように、ネガティブな気持ちを持っていると、セルフコントロールが上手に行えなくなります。

「良い点数が取れなかったらどうしよう」

「志望校に合格できなかったらどうしよう」

「本当にこの勉強をして意味があるのかな？」

このようなネガティブな気持ちを抱えたままでは、セルフコントロールを行うことはできません。

ネガティブな気持ちが湧き上がってきてしまった時は、それらを全て紙に書き出してましょう。全て書き出したらその紙をグチャグチャに丸める、もしくは細かくビリビリに破いて捨てましょう。 

そうすることにより、気持ちをリフレッシュさせやすくなりますので、勉強にも取り組みやすくなるのです。

自分を褒めてあげる

自分を褒めてあげることも、セルフコントロール力を高めるためには重要です。

自分を褒めることによって、自己肯定感を一定に保ちやすくなりますので、負の感情に打ち勝ちやすくなるのです。 

中には、自分へのご褒美でモチベーションを高めている人もいますが、頻繁にご褒美を与えすぎると、

「ご褒美のために頑張ろう」

という状態になってしまいますので注意しましょう。

まとめ

勉強の効率を高めるためには、セルフコントロール力向上を意識することが大切です。

セルフコントロール力を高めることができれば、自分の感情に振り回されることなく勉強に取り組めるようになりますので、時間を無駄にすることなく勉強を進めることができます。

また、セルフコントロールは大人になってからも役立つスキルとなりますので、

「誘惑に負けてしまう」

「やらない理由を正当化して、さぼってしまう」

と悩んでいる人は、今回紹介したことを参考にしながら、少しずつセルフコントロール力を高めていきましょう。